マルチサイクロンのメリット

マルチサイクロンとは機械式の集塵装置の事で、集塵機の中にセルと呼ばれる小型のサイクロンを多数配列しそれらの渦巻き効果によりダストを捕集する装置です。

我が国で最も多い設置例が木屑炊きボイラー用途です。

マルチサイクロンの人気が上昇しています。

木屑炊きボイラーからの高温の排ガスに含まれる大きな粒子のダストをマルチサイクロンに取り込み多数の小型サイクロンによりダストを補修しガスは煙突から出て行き、ダストは集塵機内部で集められ外部にコンベアーで運ばれ回収されます。
この集塵装置は価格的にも電気集塵機より遥かに安価で有り、集塵効率も出口規制値内をキープ出来る為殆どの合板工場で採用されています。
次に多いのがごみ焼却炉用途です。


排ガス中のダストの粒径が大きく木屑炊きボイラー用途と同じ位の効率が期待できます。


さすがに大都市に設置されているごみ焼却炉の場合は出口規制値が桁違いに厳しく電気集塵機の範疇になります。



マルチサイクロンの構造は比較的簡単で内部のメンテナンス工事も現地の業者で対応できるレベルの為合板工場や市町村の焼却場の設備担当保全グループからマルチサイクロンの希望が出ているほどです。現在では木屑炊きボイラープラント設備の中に最初からマルチサイクロンが組み込まれて東南アジア諸国に輸出されています。



先程の日本の事例と同じように集塵効率もさる事ながら現地の工場でメンテナンス出来る事が高く評価されています。
東南アジア諸国の木材産業育成は続いて居りこの種の集塵機の輸出が期待出来そうです。